能登半島地震の被災地で給水の支援をしていた安城市の職員が17日、現地での活動を市長に報告しました。安城市は能登半島地震の直後から、建物の被害調査や給水活動にあたる職員を被災地に派遣しています。3日から石川県の志賀町と七尾市に順次派遣された職員6人が、被災地の状況や給水活動の内容を市長に報告しました。
市職員:
「生活用水がなくトイレの水が流せなくて困っているという話を聞いた。施設内には水が満タンに入ったバケツがいくつも置いてあった。トイレの水は被災者が寒い中、プールの水をバケツにくんで自分たちで流していた」
また、給水するときのホースが太くペットボトルに水を給水しづらいことが分かったため、新しく細いホースに取り替えたことなども報告されました。
安城市 三星元人市長:
「みなさんから経験、情報を伝えてほしい。それを安城市の災害への備えにつなげていきたい」
活動した職員:
「いつ南海トラフ地震など災害が起こるか分からない。今回能登半島へ行った経験は貴重なものだと思うので、体験を伝えていきたい」
現在は主に七尾市で支援を行っていて、まだ断水が続いていることから安城市は引き続き職員を派遣していくということです。