福井、敦賀の市営住宅に石川県の3世帯5人が2次避難 このほか児童2人が敦賀の小学校通学

 能登半島地震の被災地支援で福井県は17日、福井、敦賀両市営住宅に石川県3市町の3世帯5人が2次避難したことを明らかにした。福井県庁で同日開かれた県支援本部会議の会合で説明した。ほかに珠洲市の児童2人が敦賀市の小学校に通学していることや、石川県から福井県の福祉施設に2人の入所者を受け入れたことも報告された。

 県によると16日時点で、2次避難の受け入れ可能な公営住宅など116施設2325人分を確保。15日までに福井市営住宅に石川県能登町の1世帯2人、敦賀市営住宅に珠洲市の1世帯1人、輪島市の1世帯2人を受け入れた。

 能登地方への福井県内各行政機関の職員派遣は17日午後4時までで延べ870人となり、同日現在では110人が活動している。うち58人が珠洲市で避難所の運営支援などに当たる。

 このほか新たに石川県の障害者福祉施設と児童入所施設に対する支援として、介護職員らの派遣や入所者受け入れの準備を整えているとした。(桂知之)

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