台湾から満席第1便 冬季チャーター、山形空港で歓迎

台湾から到着し、歓迎を受ける観光客=東根市・山形空港

 台湾と本県を結ぶ冬季国際定期チャーター便の第1便が17日、東根市の山形空港に到着し、本県観光関係者らが歓迎のおもてなしを行った。冬季は3月7日までに31往復62便の運航を予定し、4千人程度の来県を見込んでいる。

 満席となった第1便は、やまがた愛の武将隊や県のキャラクター「きてけろくん」などがロビーで出迎えた。搭乗客は、きてけろくんがプリントされたせんべいを受け取ったり、武将隊と記念撮影をしたりし、熱烈な歓迎に笑顔を見せた。

 康淳剛さん(35)は「台湾は雪が降らないので、蔵王の樹氷を楽しみに山形を訪れた。銀山温泉の雪景色も見てみたい」と話した。搭乗客たちはツアーごとにバスへ分乗し、目的地へと向かった。

 チャーター便は秋に続き台湾の中華航空が運航し、座席数135席程度の機材を使用する。観光客は4泊5日の日程で、蔵王温泉スキー場(山形市)、加茂水族館(鶴岡市)、東光の酒蔵(米沢市)などを巡り、雪遊びや温泉などを楽しむ。

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