北陸は今夜にかけても雨 能登は土砂災害に警戒 週末は全国的に雨や雪に

 きょう(木)午後も日本海側を中心に雨が降り、西日本や北陸で雨脚の強まる所がある見込み。石川県の能登は地盤の緩んでいる所があるため、今夜遅くにかけて土砂災害に警戒が必要だ。また、日本海側で積雪が多い地域は、なだれに注意が必要となる。

■天気変化早い

 前線や湿った空気の影響で、きょう(木)午後も日本海側を中心に雨の降る所が多い見込み。九州は夕方にかけて雷を伴い雨脚の強まる所があり、山陰や北陸も本降りの雨となる所がありそうだ。石川県の能登は、今夜遅くにかけて土砂災害に警戒が必要となる。

 あす19日(金)は東・北日本の太平洋側で晴れ間があり、北陸でも日が差す時間がありそうだ。西日本は九州を中心に、午前中は雨の残る所が多く、午後もすっきりしない天気が続きそうだ。あす(金)の夜遅く、日付が変わるころには、西日本の太平洋側で再び雨が降り始める見通し。

■土日は雨や雪

 20日(土)は西~東日本で降水域が広がり、太平洋側で雨の強まる所がある見込み。能登など北陸も、午後~21日(日)にかけて雨が予想されるため、今後も土砂災害に十分な注意が必要だ。なお、東日本は内陸を中心に、20日(土)夕方~21日(日)朝にかけて雪の降る可能性がある。東京など関東南部も、気温の低さが際立つ週末になりそうだ。

 来週前半は上空に寒気が流れ込むため、北陸は24日(水)ごろを中心に平地でも広く積雪となる見込み。寒気が強いため、北陸は大雪も視野に入れておいた方が良さそうだ。全国的に寒さが厳しく、西日本を含めてかなり風が冷たくなるので注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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