輪島市の被災者向け仮設住宅の入居申し込み最終日となった18日、市役所には駆け込みで申請に訪れる人が相次いだ。17日時点で約3500戸の申し込みがあり、市は申請件数をみて建設戸数を固める。
自宅の離れで避難生活を送る同市河井町(祇園)の勢川克紀さん(82)は仮設住宅の情報が入らず、隣人に教えられて申請に訪れた。「自宅の瓦が割れて住めないので申し込みたい」と話した。
同市内では西脇町の農村ふれあい広場に30戸、キリコ会館多目的広場に46戸が建設される。同市は金沢市などの協力を得て2次避難者も含めて入居希望の確認を進めており、担当者は「建設戸数を確定するため、確実に申し込んでほしい」と話した。