能登半島地震の被災地で救助活動などをした広島県警の機動隊員が18日、現地の状況を報告しました。県警本部の機動隊員など65人は災害に対応する「広域緊急援助隊」として5日から3日間、石川県珠洲市に派遣されました。
広島県警 小原健二警部補
「道路が崩落や隆起していたり家屋が倒壊して道路に出ていたり土砂崩れが起こって寸断されているような非常に悲惨な現場だなというのが第1印象」
悪天候や余震が多発するなか、隊員の安全確保を図りながら住民の安否や要救助者の有無を確認しました。現地では消防や医療チームなどと連携して、倒壊した住宅に取り残された女性の救助にもあたりましたが、40代の女性はすでに心肺停止の状態だったということです。
広島県警 田島健一警部補
「年齢も自分と近くいろんな思いがこみあげたが、きれいな状態で助け出し迅速に救急車に運ぼうと現場の隊員活動した」
隊員は、広島でも地震など災害が起こる可能性を認識し、ハザードマップや緊急の避難先を確認するなど、改めて災害の備えをしてほしいと話していました。