公道で男女一緒に走れる「にしおマラソン」 警察も市役所も安全な運営に注力

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愛知県西尾市の全域をコースにした「にしおマラソン」が、1月21日(日)に行われます。全国から集まったランナー約6000人が、歴史ある街並みや豊かな自然をバックに42.195キロを駆け抜けます。そんなマラソン大会を“安全”に実現させようと奔走する、西尾市の職員や警察官の思いに迫りました。

西尾市役所 スポーツ振興課 主査 鈴木知加さん

西尾市役所 スポーツ振興課 主査 鈴木知加さん:
「にしおマラソンは男女が(一緒に)公道を走れる、愛知県唯一のフルマラソン大会。(公道を走れる)コースは、名古屋(ウィメンズマラソン)を除いて、ほかにはないと聞いています。ランナーの皆さんに楽しんでもらえるコースとなっています」

マラソンコースのほとんどが公道。多くの観戦者が沿道で応援することができますが、その分、安全対策の徹底が要求されます。ランナー、そして観戦者の安全を守るために西尾警察署の「白バイ」が先頭グループと併走します。

西尾警察署 交通課 齋藤 貴彦警部補

西尾警察署 交通課 齋藤 貴彦警部補:
「白バイが先導する一番の目的は、ランナーの安全(確保)です。観客に対して間もなく先頭集団が来ると知らせるためにやります。(観客の)飛び出しや事故がないように気を付けています」

コースとなる西尾市役所吉良支所前

1月21日の大会当日は、交通規制が行われる道路で警察官をはじめ、多くのボランティアがランナー・観客の誘導を行います。

西尾警察署 奥平 英康交通課長
「にしおマラソンは西尾市で最も大きなイベントなので、(警察も)市民の一員として協力していきたいです。交通規制の時間帯は周辺道路を含め、大変混雑する迂回路を利用してほしいです。ランナーが円滑に走れるように、現場の誘導にはご協力をお願いします」

コース沿道の店主を回る鈴木さん

西尾市役所周辺では21日の午前6時から、そのほかの地域では午前8時半から交通規制を開始。市役所の鈴木さんも協力を求めるため、コース沿道の店舗を一軒一軒回ります。

西尾市役所 鈴木さん:
「交通規制にご協力をお願いします」

コース沿道の店主:
「応援したいです。皆さん頑張って走っていたので、2022年も」
「西尾がアピールできて、元気な町になってほしいです」

西尾市役所 鈴木さん:
「にしおマラソンはランナーが走る沿道の商店や住人の協力がないとできないイベントです。皆さんが『西尾市に来て良かった』と言ってもらえる大会にしたいです」

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