山形市松原の果樹園で、ハウス栽培の「雪国レモン」が収穫期を迎えている。マイヤーレモンとオレンジの交雑品種で、レモンよりも苦みがなく、オレンジの甘みを感じる。生食やお菓子の材料にと、用途はさまざまだ。
同市の「ハンドレッドベリーズ」代表の石岡浩明さん(63)が手がけている。昨季の収穫は約800個で、生育が順調な今季は2月上旬までに千個超を見込めるという。大きさは140~300グラムで、一般的なレモンより大きい。
市内の青果物専門店や通信販売で取り扱っている。同市五十鈴1丁目の食事処「玉子(たまご)そば屋」(深瀬長行代表)は26日から、そばと輪切りのレモンを組み合わせた「雪国レモンそば」を提供する。