70歳以上雇用の企業43.7% 長崎県内、全国平均を上回る

 長崎労働局は県内企業の高齢者雇用状況をまとめた。70歳以上まで働ける企業は前年より3.4ポイント増の43.7%。全国平均を2.1ポイント上回り、過去最高だった。
 調査は昨年6月1日時点。常時雇用21人以上の2662社の回答を集計した。
 70歳以上まで働ける制度を持つのは1162社で前年より93社増えた。このうち中小企業(従業員21~300人)が1122社で89社増、大企業(同301人以上)は40社で4社増だった。
 70歳以上が働ける具体的な制度としては、希望者全員を雇うのが345社と最も多かった。一定の基準を満たす労働者を雇用する企業が201社。定年制廃止が116社、70歳以上定年が67社、その他が433社-と続いた。

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