広島県尾道市で高級ミカン「せとか」の出荷が始まりました。
尾道市瀬戸田町にあるJAの選果場では、せとかの出荷作業が行われていました。
せとかは果汁が濃厚で糖度は13度を超え、甘みが強いことが特徴の、人気があるミカンです。大きなものは1玉1000円にもなり、「柑橘の女王」と呼ばれています。
今シーズンは去年夏の猛暑と少雨の影響で露地ものの柑橘は大きく育たず、例年の7割ほどの出荷量になりました。比較的に水の管理がしやすいハウス栽培の「せとか」も影響を受けて多少、小玉になりましたが、手間をかけ、味は例年通りに仕上がったそうです。
JAひろしま柑橘事業本部 片山武志 課長代理
「ハウス内の温度管理・水分管理がしっかりとできたので、例年通り、おいしいせとかに仕上がった。贈答用に使うと、とても喜んでもらえると思うし、せとかの甘くてとろけるような食感をぜひ、みなさんに味わってもらいたい」
せとかは、例年並みのおよそ123トンが、広島や東京の市場に出荷されます。