筑波精工、24年3月期業績予想を上方修正 上場来初の最終黒字へ

 プロ投資家対象の東京証券取引所「TOKYO PRO Market」に上場する筑波精工(上三川町上蒲生、傳寶莱(ポーフォライ)社長)は19日、2024年3月期の業績予想を上方修正した。昨年5月公表の業績予想で9千万円の赤字としていた最終損益は、1800万円の黒字を見込む。通期で最終黒字化すれば、18年11月の上場以来初となる。

 売上高は前回予想比26.6%増の3億1700万円、経常損益は8500万円の損失が1900万円に縮小する見通し。

 半導体ウエハーや液晶ディスプレーにひずみを与えないよう搬送・保持する製品などの優位性が徐々に認知され、海外での販売が伸びた。台湾にデモ機として設置していた自動機ユニットの売却による特別利益の計上もあり、最終黒字化する見通し。

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