ノルウェー選手団、本県の魅力発信後押し W杯ジャンプ蔵王大会参戦

インスタグラムに投稿された県産果物ジュースを紹介する写真(ノルウェー選手団提供)

 山形市で開催中のノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子蔵王大会に参戦しているノルウェー選手団が、本県の食や文化を交流サイト(SNS)で紹介している。掲載された県産果物ジュースや足湯などが2万4千人を超えるフォロワーの注目を集め、本県の魅力発信を後押ししている。

 W杯ジャンプ女子札幌大会(13、14日・札幌市)から転戦した選手たち。山形の印象について、写真共有アプリ「インスタグラム」の公式アカウントで「札幌よりずっと小さな街だけど、ノルウェー人にとっては大都市」と紹介した。

 移動のバス内で大会関係者からウエルカムドリンクの県産果物ジュース「山形代表」が振る舞われた。缶ジュースを手にするW杯ランキング6位のアイリンマリア・クバンダル選手が投稿された。

 説明文には「それが議論の始まりに…」。缶にはリンゴのイラストがあしらわれている。選手間で▽リンゴ▽サクランボ▽トマト―の三択で見解が分かれたという。選手団の広報担当者は「山形はリンゴとサクランボが有名と聞いている。ジュースはもちろん、山形の物はどれもおいしい」と話した。

 W杯通算5勝のシリエ・オプセト選手は、上山市の上山城や近くの足湯を楽しむ様子を公開し「充電満タン。気分もいい。足と気持ちをリフレッシュした」と投稿。コメント欄には「楽しそう」とのメッセージが書き込まれた。

 W杯女子蔵王大会最終日の21日はノーマルヒル個人第12戦が行われる。

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