【ベトナム】ロンタイン空港の管制施設、越JV受注[運輸]

ベトナム航空交通管理総公社(VATM)はこのほど、南部ドンナイ省のロンタイン国際空港建設事業(第1期)のうち航空交通管制施設などからなる第2コンポーネントに設備を供給、設置する入札パッケージ「TB01」の請負業者選定結果を公表した。受注したのは、36総公社と新技術応用・観光社、アンティン・ビルディング・エンジニアリング・ソリューションの地場3社からなる共同企業体(JV)で、落札額は2,311億ドン(約941万米ドル、14億円)だった。18日付ダウトゥ電子版が報じた。

TB01には、空調設備や弱電設備、電気システム、火災警報器・消火システム、建物および電力管理システム、空港内の各拠点を接続する光ファイバーケーブルの設置が含まれる。契約履行期間は360日で、固定単価契約となる。

VATMによると、航空交通管制施設の建設は、2023年末までにコンクリートの注入が完了しており、予定より早く進んでいる。第2コンポーネントの対象面積は約7万平方メートル。総投資額は3兆5,000億ドン近くで、VATMの自己資金と国内銀行からの借入金を充てる。

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