【ミャンマー】国軍トップ、エジプト大使の信任状受理[政治]

ミャンマー国軍トップのミンアウンフライン総司令官は18日、エジプト政府が派遣した駐ミャンマー大使の信任状を受理した。国軍総司令官室が19日発表した。

エジプトのアヤ・サード・モハメド・アブデルカリム氏がミャンマーの首都ネピドーでミンアウンフライン氏に信任状を手渡し、同氏が受理した。両者はその後に会談。農業や製造業、教育に関する協力、両国民の友好関係、ミャンマーでの選挙の準備などについて意見を交わした。

アブデルカリム氏は同日、軍事政権が任命した複数の閣僚とも会談した。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーによると、会談したのはカンゾー投資・対外経済関係相、コーコールイン・エネルギー相、ミンナウン農業・畜産・かんがい相。

カンゾー氏とは両国の経済関係深化について、コーコールイン氏とはエネルギー分野での両国の協力関係について、それぞれ話し合った。ミンナウン氏とは、農業関連のミャンマーの研修生のエジプトでの受け入れなどについて協議した。

■電力開発でのロ企業参入協議

ミンナウン氏はアブデルカリム氏との会談に先立ち、ロシアのイスカンデル・アジゾフ駐ミャンマー大使とも会談した。両者は、漁業での協力に関する覚書調印の調整、食料安全保障に関する活動における協力、肥料の輸入などについて話し合った。

アジゾフ氏はまた、電力相のニャントゥン氏とも会談。ミャンマーでの電力産業の発展に向けた水力、風力、太陽光、火力の各発電開発へのロシア企業の協力について話し合った。

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