9人のキルギスに完勝のサウジアラビアが2連勝でGS突破! 石井正忠監督率いるタイはオマーンとゴールレスドロー【アジアカップ2023】

[写真:Getty Images]

アジアカップ2023のグループF第2節のキルギス代表vsサウジアラビア代表が21日に行われ、0-2でサウジアラビアが勝利した。

オマーン代表との初戦をアル・ブライヒの劇的弾で2-1のスコアで勝利したサウジアラビア。初戦でタイ代表に敗れたキルギスとの一戦に向けては、初戦から先発3人を変更。アル・シェフリ、アル・ドサリ、アル・ハイバリに代えてアルブライカーン、アル・ブライク、アル・マルキを先発で起用した。

キルギスは開始早々7分、アブドゥルハミドのパスでボックス右手前まで侵攻したアル・ナジをアクマトフがアフター気味のスライディングタックルで倒してしまう。当初、主審はイエローカードを掲示したが、オンフィール・ドレビューの結果、危険なファウルとの判定でカードの色が赤に変わった。

その後は数的優位となったサウジアラビアが主導権を握ると、33分にスコアが動く。アル・マルキのミドルシュートが左ポストに弾かれると、こぼれ球をボックス右で拾ったアブドゥルハミドのクロスをモハメド・カンノが右ボレーで叩き込んだ。

1点のビハインドで後半を迎えたキルギスは、立ち上がりの52分に2人目の退場者を出す。中盤でボールを受けたタンバクティに対して後方からタックルを見舞ったキミ・メルクの足が相手のふくらはぎをスパイクすると、オンフィールドレビューの末に一発退場となった。

さらなる数的優位を得たサウジアラビアだったが、このプレーで右足を痛めたタンバクティはプレー続行不可能となり、アル・シェフリを緊急投入。さらに64分にガリーブとラディフ、77分にアリとアル・ガムディを投入し、約20分を残して5枚の交代カードを使い切った。

9人のキルギスに対して攻勢を続けるサウジアラビアは84分、敵陣中盤でボールを受けたアル・ガムディがボックス右手前まで侵攻しミドルシュート。シュートはGKの正面を突いたが、GKトコタエフが弾きそこない後逸し、ネットへと吸い込まれた。

結局、試合はそのまま2-0でサウジアラビアが勝利。2連勝でグループステージ突破を決めている。

グループF第2節もう一試合のオマーンvsタイは0-0の引き分けに終わった。

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