「現地でお茶を振る舞いたい」ラオスへ赴く海外協力隊員 店舗勤務経験から見据える目標

ラオスに2年間派遣される岡田葉留佳さん(城陽市役所)

 国際協力機構(JICA)海外協力隊員として2024年1月から2年間、ラオスに赴任する京都府城陽市久世の岡田葉留佳さん(26)が出発前に城陽市役所を訪れた。綿織物など特産品の商品開発や普及に取り組むといい「自文化に誇りを持ち、多様性を受け入れる価値観を育みたい」と意欲を語る。

 岡田さんは大学卒業後に3年半、家具・日用品販売の大手企業に勤務。店舗経験を積んだが「チェーン店ができることで、地域の特性も失われるのでは」とも感じた。憧れだった海外で、固有文化を生かした商業振興に携わりたいと思い立った。特産品の商品開発や販路拡大、店舗の運営サポートを行う。

 高校時代に茶道を習っており「現地でお茶を振る舞いたい」と話す。帰国後もラオス文化を伝えるイベントを行いたいという。

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