熱々寒ダラ汁、満喫 鶴岡の商店街でまつり

親子連れなどが多く訪れた日本海寒鱈まつり=鶴岡市・鶴岡銀座商店街

 庄内地域の冬の味覚「寒ダラ汁」を味わう日本海寒鱈まつりが21日、鶴岡市の鶴岡銀座商店街で開かれた。あいにく冷たい雨が降る中だったが、家族連れや観光客が熱々の一杯を楽しんだ。

 今年は隣接する鶴岡みゆき通り商店街とも連携し、「庄内酒まつり」も同時開催した。歩行者天国にした商店街の約400メートルを中心に約70ブースを設け、11店舗で寒ダラ汁を提供した。1杯700円の共通価格で、ほくほくとした身や白子、岩のりなどが入った旬の味を目当てに、来場者が行列を作った。

 寒ダラ汁を初めて食べたという同市朝暘一小4年桜井瑠香さん(10)は「身が柔らかく、とてもおいしかった」と話していた。鶴岡銀座商店街振興組合(鈴木裕士理事長)などでつくる実行委員会が主催し、今年で36回目。

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