創立150周年祝う 長崎・矢上小学校 バトン受け継ぎ未来へ

式典で元気よく歌う児童=長崎市立矢上小

 長崎県長崎市矢上町の市立矢上小(476人)で21日、創立150周年記念式典があり、関係者ら約600人が節目を祝った。
 1874年3月、庄屋だった建物を校舎として創立。改称や児童数増加に伴う新設校との分離を経て、これまでに1万2276人を輩出した。
 式典で中野孝之校長は「先輩方からバトンを受け取ったあなた方がこれからの50年を切り開く。社会で活躍しながら地域を愛し、その子どもたちのために協力できる人になってほしい」と在校児童に言葉を贈った。
 児童代表の6年、髙木翔平君(12)は「これからも笑い合い、多くの思い出が生まれる学校であってほしい」とあいさつ。全員でアイドルグループ嵐の「ふるさと」を合唱した。
 卒業生のギタリスト、松永知子さんがスペイン民謡など5曲を記念演奏。松永さんのクラシックギター教室に通う在校児童2人とも共演し、式典に花を添えた。
 同校創立150周年記念事業実行委は2月4日午前10時~午後3時、運動場で「150周年フェス」を開く。お笑いコンビCOWCOWやロックバンドFUNKISTのゲスト出演もある。

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