瀬戸大橋の騒音調査 2023年も環境保全努力目標値を下回る

瀬戸大橋を走行する鉄道による島しょ部での騒音の状況について、香川県と坂出市は1988年から毎年、騒音調査を行っています。2023年の調査の結果、坂出市・与島の2つの地点では、本四高速が設定する環境保全努力目標を達成したと発表しました。

調査は与島の2地点(橋から約50mと約80mの地点)で、2023年12月12日正午~13日正午行いました。上り・下り列車合わせて、連続して通過する20本の騒音の大きさを測定し、上位10本の平均値を算出して評価します。

調査の結果、環境保全努力目標の80デシベルに対して、橋から約50mの地点で「72~74デシベル」から、橋から約80mの地点で「71~73デシベル」となりました。

列車別に騒音のピークレベルの平均値を見ると、「快速マリンライナー 5000系」が71.2デシベル(前年比 -0.9)、「特急南風 2700系」が71.8デシベル(前年比 -5.1)、「サンライズ瀬戸 285系」が73.5デシベル(前年比 +0.9)となりました。

県と坂出市は、地域住民の生活環境を保全するため、今後も引き続き騒音調査を実施していくとしています。

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