小山市長選、浅野氏が正式出馬表明 「次世代活躍の体制づくり道半ば」

記者会見する浅野市長=22日午後4時、小山市神鳥谷

 小山市長の浅野正富(あさのまさとみ)氏(67)は22日、市内のホテルで記者会見し、7月の任期満了に伴う同市長選に再選を目指して無所属で立候補する考えを正式に表明した。

 浅野氏は後援会の要請を受けて出馬を決断した経緯を説明し「次世代が活躍できる体制づくりは道半ば。30年後のあるべき姿を描く長期指針と、それに基づく総合計画策定も控えており、しっかりと責任を持って対応したい」と述べた。

 初当選以降の3年半を振り返り「学校施設の修繕など、当然行うべきだが行われなかった事業を進めてきたが、従来の異常事態解消にはまだ時間がかかる。市役所の体制も同規模自治体に比べ人員が少なく、部署を超えた連携や情報共有も一部ではまだできていない」と課題を挙げた。

 浅野氏は早稲田大卒。弁護士、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本理事。

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