朝乃山が休場、右足首捻挫 再出場は回復次第

朝乃山

 大相撲の西前頭7枚目、朝乃山(29)=本名石橋広暉、富山市呉羽町出身、高砂部屋=が初場所9日目の22日、右足首の捻挫で休場した。初日から7連勝とし、優勝争いをけん引してきたが、初黒星を喫した8日目の玉鷲戦で痛めた。けがの回復状態を見極めて再出場の可否を判断するとみられる。

 朝乃山は「右足関節捻挫で全治2週間を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出した。師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)によると、22日になって右足首が腫れ、相撲が取れない状態となった。親方は「1日、2日休んでどうなるか。取れるのであれば、出したい」と再出場の可能性を示した。

 22日は阿武咲との1敗対決が組まれていた。国技館で朝乃山の休場アナウンスが流れると、会場からは「えー」「そんなー」という落胆の声が響き、応援タオルを掲げる人の姿も目立った。

 このまま全休すると、2場所連続の負け越しとなり、番付が1枚程度下がる見通し。回復に努め、残り6日間に懸ける。

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