〈1.1大震災〉一時預かり「ありがたい」 輪島の保育園

保護者に連れられて登園しはしゃぐ子ども=22日午前9時、輪島市のかわい保育園

 輪島市河井町のかわい保育園で22日、一時預かりが始まり、0~6歳の15人が登園した。市内では保育園とこども園の計11園が休園しており、被災後の開園は初めて。

 長女(6)と次男(3)を預けた山岸町の引持有芳(ゆか)さん(33)は「私も働かないといけないので、すごくありがたい」と笑顔を見せた。6歳の息子を預けた河井町の鈴木篤史さん(40)は「子どもも避難所でストレスがたまっている。友だちと遊んでほしい」と話した。

 園では断水が続くため、給食やおやつは支援物資で賄い、簡易トイレも用意した。臨時の園長を務める上畠かな江さん(51)は「不安を受け止め、精いっぱい努めたい」と話した。一時預かりは平日の午前8時15分~午後5時半で無料。前日夜までに申し込む必要がある。未就園児も預かる。

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