長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館の入館者数が22日、800万人を突破した。節目の入館者となった長崎市五島町の主婦、池田妃都美さん（39）と香澄ちゃん（5）の親子に、水嶋英治館長が花束や記念品を贈呈した。
池田さん親子は開催中の特別展「知の大冒険－東洋文庫 名品の煌（きら）めき」（28日まで）や常設展を見ようと午前に訪れた。妃都美さんは取材に「歴史文化博物館は大好きで、時々子どもと遊びに来るのでうれしい。子どもが楽しめる企画がたくさんあるので、また来たい」と話した。
同館は2005年11月開館。同館によると、19年の700万人達成からこの日までの日数は1729日と、600万人（17年）から700万人までにかかった735日の2倍超。新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休館や企画展中止などが影響した。700万人までは開館時の試算より速いペースで入館者数が増えており、800万人達成はほぼ試算通りとなった。
水嶋館長は「コロナはあったが入館者数は順調。来年は国民文化祭の本県開催に加え開館20周年となり、盛り上げのためにもさらに入館者を呼び込みたい」と述べた。
