西日本の上空にこの冬一番の強い寒気が入っているため、広島県内も北部を中心に雪となっています。23日夕方からあす24日朝は南部の平地でも雪が積もる所が出てくる見込みです。（24日午後3時40分ころ）
犬飼さき 記者
広島県最北端の街・庄原市高野町に来ています。「道の駅たかの」です。さきほどから風が強くなってきまして、その風に舞って、雪が顔に当たるような状況が続いています。
わたしたちは午後1時ごろから取材を続けているんですが、次第に雪の粒が大きくなってきました。手元の気温計を見てみますと、ｰ2.1℃を示しています。こちら高野は、きょうの最高気温はｰ2.3℃を記録しています。風がとても冷たくて、突風が吹くと雪が舞い上がり、視界が悪くなる、そんな状況です。
雪の状況を見てみますと新雪でとてもサラサラした雪が積もっています。そして、積雪はわたしの足のくるぶし程度まで降り積もっています。地元の方にお話を聞きますと、こちらの高野では昨晩、夜中から雪が降り続いているそうで、ずっとこの雪が降り積もっているということでした。
さらに、路面の方を見てみますと、中国横断道・尾道松江線が通っているんですが、車の流れは非常にスムーズでして、昨夜9時半ころから冬タイヤの規制が始まって、現在は島根県の三刀屋木次インターチェンジから尾道北インターチェンジまで冬用タイヤ規制がされているということです。
道の駅たかのは、午前9時からオープンしていまして、一般のお客さんはやはりこの寒波の影響でほとんど少ないということをお店の方はお話されていました。
リンゴやダイコンなど食の宝庫として知られている庄原市なんですが、自然の雪を利用した「雪室」という冷蔵庫があります。1年前に積もった雪をこの冷蔵庫の中に入れて、食材を低温貯蔵するというものです。この中にジャガイモなどを入れて3か月、低温冷蔵されると、甘くてホクホクの冷蔵されたジャガイモができあがるそうなんです。
雪室ですが、雪がもう非常に少ない状況になっています。この庄原市高野のあたりは豪雪地域として知られているんですが、去年は12月の寒波で大雪が降ったものの、ことしはどっと積もるような雪が降っていないということで、あす24日の雪に期待したいと担当の方はおっしゃっていました。
今シーズン、最強の寒波が到来するということなので今後、大雪が降ることが予想されます。十分な警戒が必要になっています。
青山高治 キャスター
雪の降り方はどんどん強くなっている感じですか？
犬飼さき 記者
わたしたちがこちらに到着したころは、まだ雪が舞っているような状況だったのですが、ここ1時間で風も強まりましたし、雪の粒が大きくなって吹雪いてきているのがわかります。視界も奥の方を見ると真っ白になって、山ぎわもわからない、そんな状況になっています。（23日午後3時40分ころ）
