老人ホームで36人食中毒 給食を食べた入所者ら症状、発熱や下痢などの症状

京都市役所

 京都市は23日、右京区の老人ホームで給食を食べた入所者や職員ら計36人が発熱や下痢などの症状を訴え、一部の人からノロウイルスを検出した、と発表した。市は食中毒と断定し、施設で給食を作っていた給食委託業者「アスモフードサービス」(本社・東京都)を同日から3日間、同施設調理室での営業停止を命じた。

 症状を訴えたのは74~103歳の入所者29人と、21~64歳の施設や同社のスタッフ計7人。いずれも症状は軽く、入院者はいないという。市によると、同社の調理担当者からもノロウイルスが検出されたという。アスモフードサービスは他にも市内7カ所の高齢者施設で給食を提供しているが、食中毒症状を訴えている入所者などはいない。

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