GTアソシエイション坂東正明代表がセパンウインターテストを訪問。マレーシア当局関係者と会談

 1月23日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで、スーパーGTのウインターテストがスタートしたが、その初日にGTアソシエイションの坂東正明代表がセパンサーキットを訪れた。近い将来のマレーシア大会の開催へ向け、会談を行ったという。

 2020年1月以来、ひさびさの海外でのテストとなった1月23日からのスーパーGTセパンウインターテストには8台のGT500車両が参加し、初日から精力的に周回を重ねたが、そんな1月23日の午後、各メーカーのスタッフたちが行き交うパドックに設けられたスイートのひとつに、GTアソシエイションの坂東正明代表の姿があった。

 このセパンウインターテストをはじめとしたオフのメーカーテストはGTアソシエイションが管轄するものではないため、坂東代表の訪問は非常に珍しいものだが、目的を聞くと、2020年の開催予定時(コロナ禍のため開催は中止)にもプロモーターだったマレーシアのハロ・スポーツ&エンターテインメントとともに、マレーシアの観光芸術文化省の副大臣、政府観光局の局長と会談をもったのだという。

 坂東代表は、観光芸術文化省副大臣、政府観光局長を招待し、実際にスーパーGT GT500クラス車両のテストシーンを見せながら、近い将来へのマレーシア大会に向けて、観光とイベントを盛り上げられる方法を探り、日本からも多くの関係者、ファンが訪れることなど、スーパーGT開催がもたらす経済効果をアピールし、理解してもらうプレゼンテーションを行ったという。

 会談後、坂東代表に聞くと、プレゼンテーションは「非常にポジティブ」なものだったという。具体的にいつ開催されるのか決定しているわけではないが、2013年まで開催されていたセパンでのマレーシア大会は非常にアクセスも良く魅力的なものだ。問題を乗り越えた末の復活を期待したいところ。

 坂東代表は会談後、テストに参加しているメンバーに声をかけつつ、テストながらひさびさのスーパーGTドライブを果たした山本尚貴とも笑顔で話すシーンもみられた。

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