【ミャンマー】輸出不振続く、9カ月半の実績14.4%減[経済]

ミャンマー商業省によると、2023年4月1日~24年1月12日の輸出額は前年同期比14.4%減の112億1,900万米ドル(約1兆6,600億円)だった。23年度は工業製品や農産物をはじめとして、主要製品が軒並み落ち込んでいる。

工業製品は20.1%減の71億4,900万米ドル、農産品は13.3%減の24億6,900万米ドルで、合わせて総額の8割超を占めた。両品目に「その他」「水産品」「鉱物」などが続くが、「その他」を除いて軒並み前年割れとなった。

工業製品では、輸出の大半を天然ガスが占める政府部門は17.4%減の26億6,500万米ドル、衣料品が多い民間部門は21.6%減の44億8,500万米ドル。同省が22日に発表した同期間の品目別輸出実績は、天然ガスが26億2,700万米ドル、衣料品が33億8,100万米ドルだった。

農産物はクロマメ(ケツルアズキ)、コメ、トウモロコシ、リョクトウなどが主力。商業省は1月2週目(6~12日)を振り返り、コメ在庫のオンライン登録システム(MyRO)や天然ゴム生産の促進などに言及し、輸出拡大を図る方針を示した。

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