長崎・大村市が少雨対策本部 ダム貯水量半減 節水呼びかけ

貯水率が50%を下回った萱瀬ダム=大村市

 少雨で萱瀬ダム(長崎県大村市黒木町)の貯水量が半減したため、市上下水道局は少雨対策本部を設置し、市民に節水の協力を呼びかけている。同本部設置は昨年1月以来。
 同局によると、24日午前7時現在の貯水率は48.6%。昨年夏から雨量が少ない状況が続き、目安となる50%を下回ったため今月22日に同本部を設置した。萱瀬ダムは1日当たり、同市に1万5千トン、長崎市に1万2千トンを給水しているが、23日からいずれも30%制限している。
 今後もまとまった降雨がなければ水不足が予想されるとして、▽水洗トイレレバーの大小を使い分ける▽シャワーを出しっ放しにしない▽洗濯には風呂の残り湯を使う-などの対策を推奨している。同局担当者は「手洗い、うがいといった感染症予防などに支障のない範囲で、日々の生活の中でできることを意識してほしい」としている。

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