「10万円は寄付金」 渡辺典子県議 改めて無罪主張 控訴審は即日結審  河井夫妻の大規模買収事件 広島

河井夫妻の大規模買収事件をめぐる被買収側の裁判で、渡辺典子県議の控訴審初公判が25日、広島高裁で開かれました。渡辺被告側は改めて無罪を訴え、裁判は即日結審しました。

県議会議員の渡辺典子被告は、5年前の参議院選挙で河井案里氏を当選させる目的と知りながら、夫の克行元法務大臣から現金10万円を受け取ったとして、1審の広島地裁で罰金10万円、追徴金10万円の判決を言い渡されました。

渡辺被告は判決を不服として控訴していました。

25日の控訴審初公判で弁護側は、「現金10万円は克行氏から例年受け取っている寄付金」として改めて無罪を主張しました。
また、克行氏の証人尋問を請求しましたが、却下されました。

検察は控訴棄却を求め裁判は結審しました。判決は4月18日に言い渡されます。

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