【マレーシア】ニッソウ、不動産物件紹介で地場企業と提携[建設]

ニッソウはトゥモローWTOと不動産事業に関する戦略的パートナーシップ契約を締結した=22日、クアラルンプール(ニッソウ提供)

不動産物件のリフォームを手がけるニッソウ(東京都世田谷区)は22日、マレーシアで不動産関連事業を手がけるトゥモローWTOと戦略的パートナーシップ契約を締結した。両国の不動産物件を相互に紹介する。

この戦略的パートナーシップ契約に基づき、トゥモローWTOは、マレーシアのリゾート不動産物件を日本で紹介する。一方、ニッソウは、日本のリゾート不動産物件をマレーシアで紹介する。

ロングステイ財団(東京都千代田区)によると、マレーシアは日本人が長期滞在(ロングステイ)を希望する国・地域として、14年連続(2006~19年)で1位となっており、日本の幅広い世代に高い評価を受けている。また、マレーシアは日本などの経済成長を手本とする「ルックイースト(東方)政策」を採用するなど代表的な親日国で、今後も経済・人的交流において両国の友好関係が親密になっていくと見込まれることから、ニッソウはトゥモローWTOとの戦略的パートナーシップ契約を締結するに至った。

トゥモローWTOは13年の設立。首都クアラルンプールに拠点を構え、不動産関連事業のほか、法人設立・運営サポートなどを手がけている。日本語が堪能な人員を複数人抱え、唐志強(タン・ジーキアン)最高経営責任者(CEO)は大学時代を日本で過ごし、日本の文化にも精通しているという。

ニッソウは昨年12月、スランゴール州サイバージャヤに連絡事務所を設置。同社の役職員がマレーシアに長期出張する際に、同事務所を東南アジア諸国連合(ASEAN)地域のハブとして活用していく予定だ。

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