長崎で起業を目指す人が事業プランを発表する「ナガサキ スタートアップ コンパス サミット2024」が21日、長崎市内であり、東アフリカの貧困問題の解決に取り組む柳原沙紀さん(25)がグランプリに輝いた。
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と傘下の十八親和銀行、長崎市が主催。3者は2021年から起業家育成のプログラムを実施しており、受講生5人がサミットで事業プランを発表した。
柳原さんは長崎大大学院2年生で東アフリカ・ケニアの孤児への心理的支援を研究。東アフリカの小規模農家が貧困に苦しんでいるため収益増につながるビジネスを提案した。具体的には市場規模の大きい高価格の作物を栽培してもらい、仲介業者をできるだけ少なくするとの内容。柳原さんは「NPOで活動したことはあるが、ビジネスの経験はなかったので受賞は自信につながった」と話した。
長崎・起業家育成サミット 柳原さんがグランプリ アフリカ貧困農家の収益増提案
- Published
- 2024/01/26 11:10 (JST)
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