第96回選抜高校野球大会(センバツ、3月18日から13日間・甲子園球場=兵庫県西宮市)の出場32校を決める選考委員会が26日、大阪市内で開かれ、青森県からは昨秋の東北大会を制した青森山田と、準優勝の八戸学院光星が選ばれた。県勢2校の同時出場は、今回と同じく両校が選出された2016年以来、8年ぶり2度目。
青森山田は同年以来8年ぶり3度目の出場で、夏の全国選手権を含めると甲子園は通算14度目。八学光星は19年以来5年ぶり11度目の出場で、夏を含めると通算23度目。県勢の出場は、21年に21世紀枠で選ばれた八戸西以来3年ぶり。
両校は東北大会初戦から、粘り強い試合運びで順当に勝ち進んだ。1996年、2015年に続き3度目の県勢対決となった決勝は、青森山田の先発櫻田がノーヒットノーランを達成し、八学光星を3-0で破った。今春のセンバツから東北地区の出場枠が2から3に増加。東北大会の戦いぶりから、地域性を加味しても青森山田と八学光星の県勢2校が同時に選出される可能性が高いとみられていた。
青森山田の兜森(かぶともり)崇朗監督は「選手の頑張りが評価されたことに大きな喜びと誇りを感じる。雪のない地域のチームに負けないような熱い練習を積み重ね、いい準備をして大会に入りたい」と抱負。八学光星の仲井宗基監督も「甲子園に行かせていただき、あらためて幸せに思う。選手の力や可能性を信じ、東北代表として模範となるような野球をしたい」と意気込んだ。
東北地区からは両校のほか、学法石川(福島)が選出された。組み合わせ抽選会は3月8日午前9時から、大阪市内で実施する。