ミカン窃盗罪の大学生起訴 被災民家から 金沢地検

 能登半島地震で被災した輪島市内の民家に侵入し、高級ミカン6個(約3千円相当)を盗んだとして、金沢地検は26日、住居侵入と窃盗の罪で、愛知県刈谷市、大学生松岡史晃(しこう)容疑者(21)を起訴した。

 起訴状によると、松岡被告は5日午前8時40分ごろ、輪島市内の70代男性方に、玄関扉を縛っていたひもを外して侵入し、ミカンを盗んだとされる。石川県警によると、民家は半壊程度の被害を受けていた。

 逮捕後に移送された金沢中署で6日、大麻リキッド約0.14グラムを所持しているのが見つかり、地検は大麻取締法違反(所持)の罪でも起訴した。

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