中国の預金準備率引き下げで株急騰

中国人民銀行は1月24日、香港株式取引中に預金準備率の0.5%ポイント引き下げを発表し、1兆元を市場に放出した。25日付香港各紙によると、人民銀は香港への大きな贈り物と6つの主要な財政深化策を打ち出し、香港株には社名が「中」で始まるなどの国有企業株を中心にハンセン指数は600ポイント余り上昇した。終値は545ポイント上昇して15899ポイントとなり、2日間で938ポイント上昇、売買成約高は1288億ドルに増加した。上海総合指数も同様に良いニュースが伝わり、2%近く上昇し2800ポイントを回復した。中国本土の市場に対する政策支援を見越して、ハンセン指数は昨夜、先導して16000ポイントの大台を突破した。アナリストらは、本土の一連の動きは短期的な市況に役立つと指摘しており、預金準備率引き下げが発効する前に香港株式市場は小春日和を迎えると予想されている。

国有資産監督管理委員会は、中央企業トップの業績評価に時価管理を含めることについてさらに研究し、中央企業トップが上場企業の市場パフォーマンスにさらに注意を払うよう指導している。中国本土銘柄は上昇傾向にあり、ペトロチャイナ(857)は6.1%上昇、チャイナユニコム(762)は8.3%上昇、チャイナモバイル(941)は3.5%上昇した。

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