きょうから「ひらめまつり」 平戸・志々伎漁協で初出荷 長崎県

約6キロのヒラメを手に「平戸ひらめまつり」をPRする後藤組合長(左)と藤澤会長=平戸市、志々伎漁協

 長崎県平戸市内の飲食店や宿泊施設で旬のヒラメ料理が味わえる「平戸ひらめまつり」が27日に始まるのを前に、主要供給元となる志々伎漁協(同市志々伎町)で26日、ヒラメの初出荷式があった。
 同漁協によると、この時期のヒラメは「寒ビラメ」と呼ばれ、産卵前で脂がのって、最もおいしくなるという。最盛期は100トンを超えていたが、漁獲量はここ数年40トン程度で推移している。
 藤澤美好平戸観光協会長が「たくさんの観光客に楽しんでもらいたい」とあいさつ。同漁協の後藤正喜組合長と2人で長さ約80センチ、重さ約6キロのヒラメを抱えてアピールし、初荷を積んだトラックを見送った。
 同まつりは同協会が主催し、3月17日まで。飲食店14軒、宿泊施設6カ所が参加し、刺し身、すしなど定番料理のほか、茶漬け、しゃぶしゃぶ、ピザ、揚げ物など工夫を凝らしたメニューを用意する。問い合わせは同協会(電0950.23.8600)。

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