冷たい海で心身鍛練 平戸・国際空手道維新館 寒中初稽古

冷たい海水に耐え稽古をする子どもたち=平戸市、平戸大橋公園

 長崎県平戸市の空手道場、国際空手道維新館(松本和之会長)の寒中初稽古が20日、同市岩の上町の平戸大橋公園の海岸であり、幼児から大人まで約30人が心身を鍛練した。
 同館の新年恒例行事で、新型コロナウイルス禍の自粛を経て昨年再開。今年は4年ぶりに海に入った。参加者は、小雨交じりの寒風と海の冷たさに耐え、「エイ、エイ」と気合のかけ声を上げて、突きや蹴りなど基本の動作を繰り返した。
 終了後、近くの市北部公民館に移動。保護者が用意したうどんで暖を取った。
 自らも上半身裸で子どもたちを鼓舞した松本会長は「みんなよく頑張った。平戸でも中学校部活動の地域移行がある。対応できるようにしたい」と話した。

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