被災者「もっと前からやってもらえれば…」土石流災害復旧工事現場でようやく初めての説明会=静岡・熱海市

熱海土石流災害で被災し、現在、河川や道路の復旧が進められている伊豆山地区で、静岡県熱海市は初めての現地説明会を開きました。

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熱海市は1月27日、被災者や地元住民を逢初川流域の復旧工事の現場に招き、進捗状況や今後の工事の進め方を説明しました。熱海市は、これまでに地区ごとの説明会などを開催してきましたが、現地での説明会はこれが初めてです。

復旧工事が進められている被災地区では、道路や河川の位置を示す丁張りが設置され、実際に道路などが整備される場所をイメージできるようにしました。

<熱海市観光建設部 程谷浩成部長>
「丁張りで道路の高さが分かるので、宅地との高低差が分かると思います。高さの差が発生することを認識していただいて、これから調整をどうしていくか、(被災者や住民に)相談しながら進めていきたい。理解をしてもらって事業を進めていきたい」

<被災した太田滋さん>
「これからどうなるか、見て、想像ができた説明会でした。平面図だけよりかわかりやすくて。もっと前からやってもらえれば、住民は状況が分かったと思います」

熱海市は整備事業の終了について、2025年3月末を予定していますが、用地買収が進んでいるのは5割だということで、28日も現地説明会を開催するほか、2月2日まで個別対応もするということです。

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