ヴラホビッチ4戦連発もミリク退場のユベントス、格下エンポリに痛恨ドロー【セリエA】

[写真:Getty Images]

ユベントスは27日、セリエA第22節でエンポリをホームに迎え、1-1で引き分けた。

前節レッチェに3-0で快勝し5連勝として暫定首位の座に立ったユベントス(勝ち点52)は、2試合連続ドッピエッタのヴラホビッチがミリクと2トップを形成した。そして次節インテルとのイタリア・ダービーを見据え、累積警告リーチのダニーロがベンチスタートとなった。

前節ニコラ監督の初陣となったモンツァ戦を勝利して9試合ぶりに白星を飾った19位エンポリ(勝ち点16)に対し、互いに良い入りを見せた中、ユベントスは6分、ヴラホビッチの直接FKで牽制すると、12分にはカンビアーゾがカットインシュートでGKを強襲した。

しかし16分、ミリクがチェッリへのスライディングタックルを足首に見舞うとVARの末、一発退場となった。

10人となったユベントスが自陣に構え、26分にはカンビアギにGKシュチェスニー強襲のシュートを打たれた中、前半半ば以降も慎重に試合を進めると、追加タイム2分に決定機。

ミレッティが敵陣でパスカットしてボックス左に侵入。GKと一対一の局面となったが、シュートは枠の上に外れ、ゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半も構える入りとしたユベントスだったが、開始5分に先制する。CKのルーズボールをヴラホビッチがボレーで蹴り込んだ。

ヴラホビッチの4戦連発弾で試合を動かしたユベントスが引き続きエンポリを受け止める展開とするも、70分に追いつかれる。途中出場のバルダンツィに右足ミドルを叩き込まれた。

失点を受けてユルドゥズとイリングを投入したユベントスだったが、勝ち越し弾を奪うには至らず。格下相手に痛い引き分けに終わって、次節インテルとの頂上決戦に臨むことになった。

© 株式会社シーソーゲーム