海洋プラごみ「自分ごとと捉えて」 環境保護団体が大分市でパネル展示【大分県】

展示を説明する「うみらいふ」の担当者=大分市高砂町

 【大分】海の環境保護に取り組む団体「うみらいふ」(大分市、足立高行代表理事)は25日、大分市高砂町のいいちこアトリウムプラザに、海洋プラスチックごみに関するデータをまとめたパネルを展示した。世界的な問題を自分ごとと捉えて行動してもらう目的。31日まで。

 日本財団(東京都港区)が進める海洋ごみ対策の一環として取り組んだ。人気テレビアニメ「進撃の巨人」とタイアップしたデザインで、海洋ごみの発生源として川沿いに落ちているごみの調査結果を紹介している。

 調査は県が2023年度に大分、別府両市内の計28河川で実施した。計約103キロを50メートルごとの区間に分けて調べ、約45%の区間でごみが見つかった。およそ8割がレジ袋、ペットボトルなどのプラスチック類だった。

 うみらいふ事務局は「一度海に流れてしまうと回収が難しく、生態系にも影響を与える。意識一つで変わるので、適切な処理を心がけてほしい」と話した。

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