大学生ら、被災地へ物資送る 佐賀災害支援プラットフォーム

集まった支援物資を箱詰めする参加者たち=佐賀市の佐賀女子短大

 佐賀市の佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)は、県内の機関に呼びかけて能登半島地震の被災地へ送る物資を募っている。25日は、佐賀青年会議所やスチューデントサポートフェイス、佐賀女子短大の学生らが持ち寄った食料品や日用品を梱包(こんぽう)した。郵送された物資は避難所や福祉施設などへ届けられる。

 2日に石川県羽咋(はくい)市の福祉施設から支援物資の要請を受け、今回で2度目。4日には第1弾として、フードバンクさが(佐賀市)から提供されたおむつやティッシュペーパーを送った。今回は水や米などの食料品、使い捨てカイロや生理用品など、段ボール57箱分が集まった。佐賀女子短大では参加者らが協力して車から物資を下ろし、配送伝票を書いたり、段ボール箱に詰めたりした。手伝った2年の石橋真央さんは「直接現地で支援することができなくても、何か役に立てないかと思った。被災地の方々が早く元の生活に戻れるよう支援したい」と話していた。

 SPFの岩永清邦共同代表(40)は「支援物資が過剰な地域と不足している地域がある。不足している地域の声を聞いて長期的に支援していきたい」としている。(上田遊知)

集まった支援物資を運ぶ学生ら=佐賀市の佐賀女子短大

© 株式会社佐賀新聞社