宇都宮東署、代表電話に自動音声案内 2月5日から 業務効率化、利便性向上へ

宇都宮東署

 警察署の電話対応業務の効率化と市民の利便性を高めようと、県警は2月5日から、宇都宮東署の代表電話に自動音声ガイダンスを導入する。事件事故の問い合わせや交通関係、落とし物など大きく7項目に分け、担当部署を案内する。県警は事件事故の発生など、緊急性が高い場合は110番にかけるよう促している。

 県警によると、県内の警察署では代表番号に電話がかかってきた場合、まずは警務課員が対応し、担当課に振り分けている。宇都宮中央、小山など大規模署では平日の日中(午前8時半~午後5時15分)、平均約350件の電話がある。最も多い宇都宮東署では平均400件を超える。

 また、警務課員と担当課員とで要件を聞き取る業務が重複するほか、架電者にも同じような説明をしてもらうことがあるという。音声ガイダンスの導入でそうした負担の軽減を図る。

 同様の仕組みは他県でも導入が進んでいるという。県警は宇都宮東署で先行導入し、他の署での活用も検討する。県警警務課は「県民サービスの向上を図りつつ、限られた職員を有効に活用していく」としている。

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