広島市の安佐動物公園で、飼育している動物が逃げ出したことを想定した訓練が行われました。
訓練は、飼育しているツキノワグマの「クラウド」が、地震の発生で倒れた木をつたって逃げたという想定で実施されました。来園客は、脱出したクマがバリケードで逃げ道を塞がれる様子や、獣医師が麻酔銃を使って捕獲する様子を見学しました。
子ども
「もし本当にあんなことが起きたら、飼育員さんたちがクマを退治してくれることが分かって、とても安心した」
安佐動物公園では2023年10月、野生のツキノワグマが出没し、西園が閉鎖されました。
広島市安佐動物公園 阿部勝彦園長
「実際にクマが逃げた場合、お客様にはいち早く安全な場所に逃げていただいて、部屋や園外に出ていただかないといけない。野生のクマの場合、麻酔銃とかではなくて、猟友会にお願いしてということになると思う」
来月には、職員向けの訓練が行われるということです。