トリニータが横浜Mとトレーニングマッチ 宮崎キャンプ、若手中心の布陣【大分県】

【練習試合・大分-横浜M】ゴールを決める大分のMF弓場(奥)=アミノバイタルトレーニングセンター宮崎
シュートを放つ大分のFW宇津元(中央)
前線へ攻め上がる大分の選手ら
激しく競り合う大分の選手ら

 宮崎市でキャンプ中のサッカーJ2大分トリニータは28日、同市でJ1横浜Mとトレーニングマッチをした。若手中心の布陣で30分4セットを戦い、課題と収穫を持ち帰った。スコアは計3―4だった。

 最初の2セットはFW宇津元伸弥が猛アピール。「(相手の)裏抜けを狙う持ち味を発揮し、守りでも前からのプレスを続けるよう意識した」と奮闘した。

 2セット目から入ったMF野村直輝は主軸の風格を見せた。すぐにMF弓場将輝の得点をお膳立てし、自らもゴールを決めた。片野坂知宏監督も「やっぱり存在が大きい」と目を見張っていた。

 最終ラインは4バックで臨んだ。統率が図れ、サイドから攻撃に絡む動きもあった。新加入の薩川淳貴は「パスをくれたら走れることを示したかった。チームの雰囲気も良く、すぐなじめたのも大きい」と話した。

 後半2セットはやや引き気味の内容だった。片野坂監督は「選手の動きはある程度は想定内。ただ、もっとフレッシュさを前面に出して挑戦してほしい」と注文していた。

 キャンプは31日まで。ベテラン勢はやや調整が遅れている。最終日には同市でJ1広島との練習試合を行う。

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