酒田駅前、新たなシンボル 広場と駐輪場完成、ガス灯設置

新たなシンボルのガス灯も設置され、関係者がテープカットした式典=酒田市・JR酒田駅前

 酒田市が昨年から整備していたJR酒田駅前の広場と駐輪場が完成し、28日に現地で記念式典が行われた。交差点改良のため、これまで駅前のシンボルとされてきたヨットのオブジェが撤去され、新たにガス灯が設けられた。出席者がテープカットし、駅前のさらなるにぎわい創出に期待した。

 広場には約4千平方メートルの敷地に、有料駐車場20台、タクシー乗り場、フリースペースなどを整備した。ガス灯は酒田天然ガス(酒田市、有原敏昭社長)が寄贈。日没から午後11時ごろまで毎日、明かりをともす。駐輪場は屋根付きで400台の駐輪が可能だ。市によると総工費は計2億1857万円で、すでに先月28日から使用されている。

 式典には関係者約20人が出席。矢口明子市長は「今後も駅前の活性化に力を尽くしていく」とあいさつし、有原社長と遠山浩一JR酒田駅長が祝辞を述べた。

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