「大成功だった」西岩親方(青森・弘前市出身)の「若の里杯」次回も 故郷の相撲振興に意欲

トークイベントで若の里杯の大成功について語った西岩親方=28日午前、東京・両国国技館

 日本相撲協会による大相撲本場所恒例の親方トークイベントが初場所千秋楽の28日、東京・両国国技館内で開かれた。西岩親方(元関脇若の里、青森県弘前市出身)が昨年12月、地元弘前市で自身の現役時代のしこ名を冠し初めて開いた「若の里杯相撲大会」について、「大成功だった。来年も開きたい」と述べ、青森県の相撲人口掘り起こしにあらためて意欲を見せた。

 同親方は(1)地元への恩返し(2)小中高生をはじめ激減した青森の相撲人口拡大-を狙いに大会を企画したと紹介した。

 参加者は約250人集まったという。「子どもが勝つ喜び、負ける悔しさを知ることで相撲を好きになるきっかけにしたかった」と期待を寄せた未経験者部門では、園児や小学生の部などで大盛り上がり。西岩親方は「この大会を機に本格的に相撲を始めてもらえれば」と願っていた。

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