カープ大野練習場と寮が移転へ 「 選手とファンがより近い施設に」 ちゅーピープールは今夏で営業終了

広島県廿日市市にある「ちゅーピープール」がこの夏で営業を終え、解体後の跡地にはカープの大野練習場と大野寮が移転することになりました。

プールを所有する中国新聞社とカープ球団、廿日市市が、移転計画に関する協定を結びました。「ちゅーピープール」は1964年に「チチヤスダイヤモンドプール」として開業し、2007年にリニューアルオープンしました。波のりプールなど7種類のプールがあって、シーズンで約10万人が利用していたということです。

計画では、2024年9月頃に「ちゅーピープール」の営業を終了し、2025年春に解体工事が完了します。

跡地はカープが取得し、約500m離れた場所にあるカープの大野練習場と大野寮が移転する予定です。
移転の主な理由は現在の施設の敷地の狭さだということで、移転後は選手とファンの距離がより近く感じるものにするとしています。

広島東洋カープ 松田元 社長
「できるだけファンの人が来て、中に入って選手にちょっとでも触れ合い、もしくは選手が一生懸命練習しているその様を見てもらえれば光栄だと思います」

新しい施設は、2029年末に完成する予定です。

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