栃木SC、沖縄でキャンプイン 新シーズン2月23日開幕 体力強化と新戦術浸透図る

キャンプ初日に汗を流す栃木SCの選手=沖縄県名護市21世紀の森サッカー場、田井伎撮影

 サッカーJ2栃木SCは29日、沖縄県内でキャンプインした。2月23日開幕の新シーズンに向け、体力強化や新戦術の浸透を図る。

 チームはこの日、午後1時半ごろ那覇空港に到着し、名護市の21世紀の森サッカー場まで移動した。参加したのは練習生を含む31選手。初日のため軽めのメニューとなり、体幹トレーニングやジョギング、パス回しなどで約1時間汗を流した。

 田中誠(たなかまこと)新監督は「暖かい土地でだんだんと体は動いてくるはず。強度の高いメニューや練習試合も控えている。プレーの質や精度、チームの完成度を上げていきたい」と語った。

 全体練習後は大卒新人を中心に自主的に体を動かす姿も見られ、産業能率大から加わるFW川名連介(かわなれんのすけ)は「『いよいよ始まるな』とワクワクする。頭をフル回転させて毎日、集中して練習に臨む」と意気込み、2年目のDF福島隼斗(ふくしまはやと)は「今年はチームを引っ張る立場。ピッチ外でも意識的にコミュニケーションを取りたい」と意欲を見せた。

 キャンプは2月10日まで、同サッカー場のほか、うるま市の具志川運動公園多種目球技場で行われる。

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