長野退団のFW山本大貴が現役引退、仙台や松本、岡山でもプレー「言葉では表せられない感謝の想い」

FW山本大貴が現役引退を発表[写真:©︎J.LEAGUE]

AC長野パルセイロは30日、FW山本大貴(32)の現役引退を発表した。

熊本県出身の山本は、2014年に加入したベガルタ仙台でプロデビュー。その後は松本山雅FC、ファジアーノ岡山とわたり歩いた後で、2022年から長野に加入した。

長野では加入初年度に明治安田生命J3リーグで23試合9得点を記録。今シーズンも26試合に出場して7得点を記録していたが、シーズン終了後に契約満了が発表されていた。

通算成績はJ1リーグ18試合出場1ゴール、J2リーグ186試合出場25ゴール、J3リーグ50試合出場17ゴール。YBCルヴァンカップ5試合出場、天皇杯14試合出場2ゴールだった。

現役生活を終える決断を下した山本は、クラブを通じて感謝の思いを述べている。

「2023シーズンをもちまして引退する事を決めました。まずは学生時代の松橋Jr、ランザ熊本、宇土鶴城中学、ルーテル学院高、駒澤大学で出会った皆さんのおかげでサッカー面だけではなく人としての成長ができ、プロサッカー選手になれました。感謝しています。ありがとうございます」

「パルセイロから契約満了を伝えられた時は、すごく悲しかったです。年齢を重ねていく中で、一年一年が勝負のシーズンになる事はわかっていました。自分としては試合の結果だけではなく、普段の練習への取り組み方や態度、姿勢なども評価して欲しかったです。でも、チームとしては結果を出せなかったのは事実で、仕方がないと思っています」

「今思うと、最終戦でゴールを取ることができ涙したのは、これが最後だと自分の中で感じとっていたのかなあと思います。ベガルタ仙台、松本山雅FC、ファジアーノ岡山、AC長野パルセイロで出会ってきた全ての皆さんに、言葉では表せられない感謝の想いがあります。こんな自分を、今までありがとうございました」

「そして最後に、どんな時も支えて背中を押してくれた妻のおかげで、ここまで楽しくサッカーができました。本当に感謝しかありません。『ありがとう』。山本大貴の第二の人生も、よろしくお願いします」

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