滋賀県は30日、喫煙可能な県内の飲食店を紹介しているホームページに、店の責任者個人の住所や電話番号を記した表を誤って6カ月間掲載していたと発表した。現時点で個人情報が悪用されたとの相談はないという。県は同日、責任者宛てにおわびの文書を送付した。
県は受動喫煙防止を目的に、喫煙できる居酒屋やスナック、喫茶店などの飲食店を公表している。現在は692店ある。
県によると、本来は店名と所在地、喫煙できる場所の形態のみ公表しているが、昨年7月10日に資料を更新した際、誤ってエクセル形式の作業用ファイルを掲載。676店については、責任者の氏名や住所、電話番号などが閲覧できる状態になっていた。
今月26日に個人情報の掲載を指摘する匿名メールが届き、誤りに気付いた。県健康寿命推進課は「大変申し訳ない。相談があれば真摯(しんし)に対応したい」としている。