「宏池会」を結成した池田勇人元総理 地元の小学生が「所得倍増計画」など功績伝える劇を披露 広島・竹原市

先日、解散を決めた自民党岸田派(宏池会)を結成したのが、竹原市出身の 池田勇人 元総理です。戦後の高度経済成長を進めた生涯を知ろうと、地元の小学生が劇を創作しました。

「あ! 池田さんだ。池田さーん」
「お帰りなさい」

劇《日本を変えた男「池田勇人物語」》です。池田勇人元総理の出身地で竹原市吉名町にある吉名学園の児童たちです。

先日、地元の人たちや、孫の明子さんに披露しました。

劇は、総合学習の一環として6年生の児童たち自らが地元の人や孫の明子さんから聞き取りをしたり、資料を調べたりして創作しました。

池田勇人 元総理(1964年・広島県庁で会見)
「大企業と中小企業の格差、これどうだろう」

池田元総理は、在任した1960年から約4年間、「所得倍増計画」などの政策を掲げ、日本を経済大国に導いてきました。

劇を演じる6年生
「池田さんが内閣総理大臣になった、すごい人っていうことは知っているよ」

劇は、児童たちが通学路の神社にある銅像を見ていると過去にタイムスリップ…。池田元総理の生涯を児童たちが目の当たりにするストーリーになっています。

児童たちは、池田元総理の功績や自分たちで調べた私生活の様子などを一生懸命、演じていました。

演じた6年生たち
「準備をしている時も緊張していたが、練習してきたことをちゃんとやれば、いいできになるんだなというのが分かったので、きょうはいい劇ができて、よかったと思います」
「ちょっと恥ずかしかったけど、がんばってできたのでよかったです。自分を犠牲にしてまで日本のためにがんばれる、すごい人だなと思いました」

池田元総理の孫 池田明子 さん
「上手に作っているなと。光海神社の祖父の胸像ですよね、こちらから吸い込まれて祖父が生きた時代に6年生のみなさんが行って…、ああいった演出がすばらしいと」

学校は今後も孫の明子さんと協力して、池田勇人の功績を児童たちに伝えていくことにしています。

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